“暮らす”を写す「くらしのフォトコン2019」

FEATUREAugust.29.2019


2018年の初開催から今年で2回目を迎えた我らがVivit Baseと女子大生チームSACKが共同主催するイベント「くらしのフォトコン2019」。約1年間という長い準備期間を経て、7月20〜28日の9日間開催された展示会には、300人以上の人々が来場しました。今回は、Vivit BaseのHPにて記事制作を担当しているライターが「くらしのフォトコン2019」について、主催者の熱き想いや活動についてお話を聞いてきました。


きっかけはシンプルに「面白そうだったから」

山梨県甲府市にて不動産業を営んでいる「Vivit Base」。不動産会社の社長と聞くと、サイズアウトのダブルスーツに色眼鏡をかけて、セカンドバッグ片手に歩く姿を想像する人もいるかもしれないが、残念ながらそんな期待に応えてくれないのがVivit Baseです。少し人生経験多めに見える?!若くて小柄な可愛らしい女性社長・武原麻耶さんを筆頭に、トレンド好きな若者スタッフがサイドを固めるイマドキな会社。
「知人の大学生が、企画を持って相談に来てくれました。彼女は、“お部屋をもっとおしゃれにできたら暮らしが楽しくなるのに…。” “どうやったらお部屋に帰るのが楽しみになるのだろうか…。” “皆どんなお部屋に住んでいるのだろう…”などと言う、人生で初めて部屋を借りた若年層のリアルな声を私たちに届けてくれました。その上で、写真展をできないか?と声をかけてくれたのです。この時正直、不動産会社でありながら、借りた後の入居者の暮らしの中にある悩みまでをも考える機会があまりにも少なかったことに気付かされました。そして、彼女の熱意と勇気にも感動し、素直に面白い企画と感じました」
私が会社を訪ねた時、社長の武原さんは、イベント開催のきっかけをこんな風に話してくれました。

▲Vivit Baseの代表、武原麻耶さん

▲最初に企画を持って来てくれた、椎名あやせさん(前列)とその仲間たち

雑誌の誌面を飾るようなオシャレに作り込まれたお部屋写真ではなく、一枚の画から暮らしが溢れ出るようなリアルなお部屋の写真に焦点をあてた「くらしのフォトコン2019」。日本全国どこからでも応募出来、携帯で撮影した写真や人が写り込んでいる写真でも構わない。よりリアルな日常のお部屋の写真を収集するために全国から約3ヶ月という応募期間を設けて写真を募集しました。その間もスタッフやSACKのメンバーは、イベントの協賛企業を募り、地元での周知や理解を高めていったと言います。開催2年目にして、40社以上と多くの協賛を得られたことによって、このイベントへの応援や期待など、地元からの注目の大きさを誰もが実感できたことでしょう。

▲協賛してくださった企業様がこんなにいらっしゃいます

▲県内各所にチラシの設置をお願いする女子大生メンバー、椎名あやせさん

▲山梨県で活躍する、大工シンガーサノケンさんのラジオ番組にも登場しました

▲テレビ山梨さんのテレビ番組にも出演

くらしのフォトコン2019×夏休みワークショップ

集まった写真は、全部で277点。毎日立つキッチンを自身の視点から写したものや、リビングのカーテンが風に揺れる様子を写したもの、お気に入りのベッドルームを写したものなど、暮らしの中にある小さくてもかけがえのない幸せを覗き見ることができました。

▲日常にあるリアルな暮らしを覗き見ることができました

「コンテストで集まった277枚の写真は、1枚ずつパネルに仕上げて展示会を開催。夏休みの時期に合わせ7月20〜28日の9日間を選び、会場では、毎日(1回定休日)ワークショップも同時開催しました。来場してくださった方には、良い写真への感想を記入し、投票出来るという参加型イベントに挑戦したのも今年の特徴です。夏休み期間中のワークショップということもあり、連日多くの方が足を運んでくださり、イベントとして成功できたのではないかな?と感じています」
そう話してくれたのは、今回のイベントのメインスタッフとして活躍されていた企画マーケティング部の雨宮友美さん。

▲3Dハーバリウムのワークショップの様子

▲アコースティックライブも開催されました

▲輸入壁紙のスツール作りも大人気でした

▲ネイル&ボディアート体験の様子

▲造形作家の野田沙織さんによる、バートコールを作るワークショップも

▲贈り物にもぴったりのハーバリウムボールペン作りもありました

▲「THE BODY SHOP」さんのハンドマッサージ

▲ラテアート体験など、大人も夢中なる内容もありました

▲足裏ピーリングは、大人女子に好評でした

▲甲斐の匠おだぎりさんと木箱も作りました

▲おだぎりさんは、会場のウォール設営もしてくださったのです

▲花工房エルソルさんの多肉植物の寄せ植え体験

▲主催者メンバーがレクチャーする、リメイク風鈴作りも好評

▲やまなしの名工である豊川秀雄さんの「紙漉き体験」で貴重な体験が出来た子ども達

▲会場に遊びに来てくれた子どもたちの笑顔をキャッチ

雨宮さんは、女子大生SACKのメンバー椎名あやせさんと共に、SNSでの告知やテレビ、ラジオにも出演し積極的に告知活動を行ったVivit Baseきってのパワフルガール。カラダを張った活動に胸を打たれた協賛者さんも少なからず1人くらいは居たのではないかな?と感じずにはいられません。

▲展示会に向けて準備を進めるスタッフたち

▲会場となった甲府市の「Studio pellet」にて、1枚ずつパネルを張り出す作業も行いました

展示会終了後、プロのフォトグラファーやスタッフ、一般投票の感想などを参考にグランプリ他、協賛してくださった方々からの賞が決定しました。

▲協賛してくださった方々も、真剣に写真を選んでくださいました

▲山梨県のくらしが垣間見えるような作品もあり、協賛企業様とも会話が弾んだそう。

▲お忙しい中、選んでくださりありがとうございました

私たちに出来ることを続けていきたい

「くらしのフォトコン2019」は、山梨県の魅力が詰まった賞品を県内のみならず全国各地の受賞者様にお渡しし、この夏無事幕を閉じました。

「ただ部屋を貸すのが私たちの仕事ではないと感じています。このイベントだけでも本当に多くの方々が携わってくださいました。そこに、大きな意味を感じているのです。ワクワクするような暮らしの提案はもちろん、若い世代と組むことによって、不動産業界のイメージを正すことや、地元企業での就労に繋げていきたいという想いもあります。まだまだ始めたばかりのことが多く、私たち自身も反省点が多いのですが、改善しながら来年も、その先も続けていけるイベントにしていきたいと考えています。地元の企業として、他企業様と協力しあいながら山梨を盛り上げていきたいと思っています。」
と武原社長は熱い想いを語ってくれました。

▲若い力で山梨を盛り上げています

若い力で山梨の不動産業界を常に牽引し続けるVivit Base。決して平坦ではない道を歩むのには、揺るぎない熱き想いがあるからなのだと思います。たった1人の女子大生の熱意と勇気に賛同して始まった「くらしのフォトコン」は、来年も開催予定とのことです。

▲来場してくださった方々の笑顔が本当に素敵でした

▲来年またお会いしましょう!

「くらしのフォトコン2020」を楽しむ為に、私たちも今から目の前にある暮らしを撮り貯めて、応募の準備を始めておきましょう!

文章:堀内麻実(anlib design)
写真:anlib design