【入居するヒトの暮らしをのぞいてみる　No.2】リノベーションプライベートサロン

No.2 リノベーションプライベートサロン

築30年のアパートをリノベーションしたというこちらのお部屋。玄関開けたらサトウのご飯！ではなく玄関開けたら広い土間！のハイセンスな空間が広がっていました。外観からは想像も出来ないこのギャップに驚かない人はいないでしょう。出迎えてくれたのはスラッと綺麗なお姉さま、胡桃澤さん。甲府市国母にあるこのアパートの一室でプライベートサロン1/Fを8月にオープンさせたばかりです。

幻想的な薄明かりの中ソファへと招かれた私は、すでに夢心地。フワフワとして目の前にあるベッドに横になりたい気持ちを抑え、胡桃澤さんにこのお部屋との出会いやお気に入りなどをじっくり聞いてきました。

ーこちらのお部屋との出会いは？

今までは自宅でサロンをしていたんですがそろそろ独立したサロンを持ちたいなと思って…でも私、山梨県が地元なので「お部屋探し」ということをしたことがなかったんですよ。どうやってしたらいいのかよく分からなくて、友達に相談してみたり知り合いに聞いてみたりして。それで出会ったのがVivitBaseさん。何でもご相談くださいね～って連絡をくれて。この辺りで探していますって話したら、おすすめがあります！ってことで一番はじめにこのお部屋に連れて来てもらいました。
これ見ちゃったらここが良い！ってなりますよね？笑。居心地良くて３時間くらいお話しちゃって…。その場で決めちゃいましたよね。

ープライベートサロン1/Fを新たにスタートさせてまだ1ヶ月ですがいかがですか？

まだ始まったばかりなので今のところは今までのお客さまに来ていただいています。サロンの内容としては、フェイシャルエステとボディエステ、そしてこのPEACH SKNOWというカラーセラピーですね。

皆さん、外観とのギャップがすごく良い！とか、こんな贅沢な空間素敵ですね！とか、喜んで下さっています。何より私が嬉しくて、はじめにお部屋の案内からしちゃいますもん。部屋の家具も自分で作れるモノは作ってみたりしました。そうするとどんどん愛情が詰まってきますね。これからは外にもどんどん1/Fのことを宣伝していけたらなと思っています。

ーこのお部屋のお気に入りは？

初めてこのお部屋に入ったとき、不思議なくらい全てがイメージ出来たんです。この部屋はベッドがぴったり入るし、ここでゆっくりお茶をしてもらえる、洗面台も言うことなし！みたいな感じで。全部が気に入っていっていますよ。
今は玄関隣の土間空間をまだ活用出来ていないのでそこもボディが出来るお部屋にしようかな？って考えています。

ー最後にこれからの胡桃澤さんの夢を教えてください

15年この世界でセラピストとしてやってきました。その中で、この部屋との出発は私にとって特別なものです。色々な勇気や覚悟を持ったからこそこの部屋に出会えたのだと思います。まだ始まったばかりで格好良いことは語れないけれど、女性が本気を出すとこんなことも出来るんだ…と誰かに感じてもらえるような存在になれたら良いな。そして何よりお客さま一人ひとりと向き合う時間を大切にして、同じようにキレイを目指す1人の女性の立場から女性に寄り添い続けたい思っています。

ー胡桃澤さんはこんな風にも話してくれました。海辺でサーフィンをしている人のお家というイメージもあるよね？サーフィンを終えて帰ってきてそのままこの土間にボードを置けるような…。ひとつのお部屋でまた違った空間を描きだす胡桃澤さん。きっとこのお部屋をとっても愛しているのだなと感じました。築30年の歴史が新しい命を吹き込みそこにまた愛情が注がれる、リノベーションとはきっとこういうことなのでしょう。

文章：堀内麻実（anlib design）
写真：anlib design