マルシェという言葉に弱い。それは、野外でおいしいご飯を食べられたり、作家さんや生産者さんの顔を見ながら買い物ができたりという何事にも代えがたい魅力があるから…。
週末の朝になると「今日はどこのマルシェに行こうか?」なんて友だちやパートナーと話ながら身支度をして、よく晴れた心地よい風の中出かけていく…。そんな休日を過ごしている人も多いのではないでしょうか。
2018年5月20日の日曜日。VivitBaseが初めて企画した「Vivit Marche(ヴィヴィットマルシェ)」が甲府市蓬沢町にある管理物件「O-FOREST」にて開催されました。ハイセンスな32店舗が集結し盛り上がりを魅せたこの日、マルシェ好きな人が訪れてゆるりと過ごしている姿が印象的でした。
VivitBaseから広がる世界
開催場所となった「O-FOREST」は、甲府市蓬沢町の国道20号線沿いにあるマンション。オーナーさんが2007年に1Rと1LDKの2タイプある2棟のマンションを建設し、現在VivitBaseが管理をしている物件です。O-FORESTの最大の魅力は、瓦チップやフェンスで綺麗に整備された650坪ある入居者専用のドッグラン。この広大なドッグランを活用して「Vivit Marche」は開催されました。
出店数は32。ハンドメイドアクセサリーや古着、スパイスカレーやクレープ、コーヒー、スイーツなどなど…マルシェお馴染みのあのお店や初めて出店するというの魅力的なお店まで大集結しました。
「O-FORESTのオーナーである大森さんは、面白いと思ったことを積極的に取り入れていく行動力のある人です。今回、弊社がマルシェを開催したいと相談した時も、それ面白そうだね。と言ってくださいました。そして、マンションの入居者さんの協力もあり実現できたのです」
そう話すのは、VivitBaseのスタッフである雨宮さん。
「VivitBaseで入居するとこんなに楽しいイベントや嬉しい特典があることをより多くの人に周知したいと思っています。山梨には魅力的なヒトやモノやコトがたくさんあります。こういった活動を通じて入居者さんたち同士も繋がり、また新しい世界が生まれたらいいなと願っています。」
と雨宮さんは続けます。
マルシェには美味しいがいっぱい
マルシェといえば美味しい食べ物がたくさんありますよね。もちろんVivit Marchaにだってヨダレが出てしまうような魅力的なグルメがいっぱいありましたよ。
まず最初に訪れたのは、「古民家大黒屋・サンガムcafe」さん。普段は、甲州市にて地元の野菜を使用したオーガニックカリーがメインのカフェ&ゲストハウスを営んでいるという同店。オーナーの吉田さんは、移動販売歴25年以上の大ベテランです。この日も炭火で焼いたジューシーなタンドリーチキンを求めて多くの人が集まっていました。
次に向かったのは、今回がマルシェデビューという行光(ゆくみつ)さんのお店。幼い頃からお菓子を作ることが大好きだったと話す行光ママの優しい焼き菓子が並んでいました。人気商品は、「チョコチップスコーン」と「アップルケーキ」。食べた瞬間口の中いっぱいに広がる甘みが、女性のココロを掴んで離しません。笑顔が可愛い行光ママのプレミアムな焼き菓子が、この場所から色々なところへ広がっていきますように。
その隣には2017年8月に韮崎市にオープンしたこだわりのパン屋さん「Blooming Bakery(ブルーミングベーカリー)」さんがありました。米と小麦で培養した酵母を使用した天然培養酵母パンは、驚くほどふっくらとしていてほのかな甘みが特徴です。県内外に6店舗のカレー専門店を展開するお店が美味しいカレーパンを作るために研究を重ねた本物志向のパン屋さんです。もちろん、カレーパンだけでなくさまざまなパンが種類豊富に並んでいました。
そして、「cafe’&bar Paz 出張cafe’」も忘れてはいけない人気店です。網倉さんが丁寧に淹れるこだわりのコーヒーは、疲れたカラダに染み込むホッとする味わい。香り豊かな一杯に癒されました。
その他にも、マルシェでお馴染みの「Mofu Mofu」さんや「居酒屋やみつき屋」さんの本格スモークベーコンや燻製チーズ、ハーブとアロマのお店「Calla Leaf」さんのこだわりのハーブティーなど素敵なお店が会場を盛り上げていました。
物欲を増進させるハイセンスな小物たち
「Vivit Marche」の魅力は食べ物だけではありません。他ではなかなか手に入らないようなセンス溢れる洋服やアクセサリー、雑貨のショップが並びました。
会場内で一番注目を浴びていたブースは、友人同士で出店したと話す古着屋さん。ブース内をリアルな植物で飾り、まるで本物の店舗に来たかのようなレイアウトに訪れる全ての人を驚かせました。
そして、甲府市にお店を構えている「moca moca」さんも出店していました。
可愛く飾られたブース内には、いつもの暮らしを豊かにしてくれるような素敵な雑貨たちが溢れていました。
またその隣には、ハンドメイドアクセサリーや古着の販売するブースがありました。造形作家である野田さんとチェコガラスボタンなどでアクセサリーを制作している作家さんの2人で出店をしていたこちらのブースは、この場所にしかないプレミアムな空間を作り出していました。
そして他にも、甲府市「麻美カフェ」さんや、コルギサロンとして人気のある「fufla」さん、ショップオープン準備中だという「knock」や占い、マッサージ、ドッグトレーナーの相談など個性豊かなブースが集まりました。
多くの笑顔に出会えた日
ここで紹介できたのは、「Vivit Marche」のほんの一部。もしかしたらこの日一日に、この場所からいくつかの物語が生まれているかもしれません。ひとつのことをみんなで盛り上げる素敵な場所には、キラキラと輝く魅力的な笑顔が溢れていました。1人ひとりの顔を見ながらお買い物を楽しむとなんだか心がぽかぽかと温かくなるものですね。
この日初開催となった「Vivit Marche」。よく晴れた青空の中、居心地の良いのんびりとした休日を過ごすことができました。同時に、山梨県にはこんなに素敵なヒト・モノ・コトがあることを再認識できました。「Vivit Marche」の空気を存分に味わってみて、自分の暮らしのスタイルをもっと楽しんでいこうと思えました。「Vivit Marche定期的に開催してほしいな~」これが私の切実な想いです~。