武原姉弟の不動産会社起業から8年。2人でスタートしたVivitBaseがこの夏、新社屋に移転。
木工事を始め、工程管理を担当して下さった「甲斐の匠おだぎり」の代表、小田切さんは呟いた。
「えっ、これが不動産会社?と言われるようにしたい」と。
海外からも仕事が舞い込む超多忙な小田切さんが、細部までこだわったオシャレな建物のご紹介!1Fのカフェかと思ってしまう様な応接スペース、壁一面ガラス張り且つ棚を組み込んだ整然としたバックヤード、そして2Fには、社長と小田切さんで長野県のリビセンでこだわりの古材を選び、床材とした、やはりガラス張りの応接スペース。社長念願のアイランドキッチンスペース、寝そべるソファーがあるスタッフ休憩空間に、えっ巨大な黒板??この赤いべルは一体なぜ?
そんなこだわりが沢山詰まったVivitBase新事務所を細部まで赤裸々にご紹介!
精鋭の職人さん達が終結、山梨の熱い夏をも吹き飛ばす職人技が炸裂!
かつて小田切さんは店舗デザイナーだった。しかし自分のデザインイメージに合った建物がなかなか出来なかった。それだったら自分が大工さんになってしまえ!と。
そして大工は大工でも宮大工になってしまったという経歴の持ち主。
その確かな技術と卓越したセンスに海外から和風建築のオファーが多数舞い込むようになった。
そんな小田切さんと武原社長の出会いは6年前。
実は社長には、兼ねてからひとつの夢がありました。
それは2015年に公開されたロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ主演のハリウッド映画「マイ・インターン」の舞台、ブルックリンの古い印刷工場をリノベーションしたインダストリアルなオフィス。(とても素敵な映画で、あまりに好きすぎて社員に順番にDVDを回したほど)
移転先は、絶対「マイ・インターン」的デザイン要素を組み込んだオフィスにしたい!と。
この社長の壮大なワクワク計画の実現を機に、社長・専務に今までの恩返しがしたいと、小田切さんが木工事から現場の監督まで一手に引き受けて下さいました。
ここでは、その職人さん達のスゴ技と、見事に理想通りに仕上がった素敵な内装をご紹介致します。
海外規模で活躍する宮大工さんの繊細かつ大胆な発想。
役員室のドア、2F応接室のガラス、枠、床、事務所全体の棚の設計等、全てにおいて映画の世界観を徹底的に追及する職人技は圧巻の一言です。
レンガのクロスの目地にあえてバスコープを指で塗り、自然の風合いを演出。
細部まで手間を惜しまない職人の仕事。
常に初心を忘れないため、旧事務所にあったロゴマークのガラスを切り出して、おさまりが良いようにロゴを少し下に配置、鍵も小柄な社長に合わせて少し下に取り付けて下さいました。小田切さんの細やかな心遣い・手作りのあたたかい温もりが伝わってきます。
ドアを開ける度にワクワク、アンティークの取っ手。
「1Fの窓際スペースどうしようか?」
「そうだ、VivitBaseのロゴマークでテーブル席を作っちゃえ!」と、1Fのカフェさながらのテーブル席の上にVivitBaseのロゴマークをリアルに再現。(三角屋根)
特筆すべきは、この木のベンチ。ふわっとした座り心地の良さがもう異次元レベル‼
古材の温もりをダイレクトに感じて、今まで座ったどの椅子よりとても暖かくて心地良い。
ずーっとここで座って本を読んでいたいなぁ、と心底感動しました。
使った人の心にプラスを与える。これが「職人の技」なのですね。
オープン当日、小田切さんからバラのシャンデリア頂きました。
2F応接室に早速取り付けて下さいました。ヴィンテージライクな空間が一気に華やぎました。
時間がたつと自然とドライフラワーになるそうです。
ガラス張りで圧迫感が無く、床材には古材をヘリンボーン上に並べ、木目の色はあえてラフな組み合わせに。全体的にオープンで解放感のある空間は、来て頂いたお客様もリラックスでき緊張感を和らげます。
そして、ガラスの黒い枠の塗料‥・ 実は墨汁なのです!
木目を生かす為に墨汁を薄めてひとつ、ひとつを手塗りで作って頂きました。その他にも建物内の全ての棚は、小田切さん特製の手塗りの板になっており、気の遠くなるような作業を根気よくやっていただきました。
ここは、書庫室、あれっ…?何か書いてある。
書庫室・loveary=library。(小田切さんの造語でloveを込めたそうです)
な、なんとこのユニークな手描き文字は小田切さん作、
そして顔料は…まさかの!マニュキュア。その発想は、もはや天才的です‼
2Fの洗面所・化粧室にlavatoryのマニュキュア手描き文字。
そんなハイセンスで細やかな作業をしていただいた「甲斐の匠 おだぎり」の皆さん。
左前(お侍さんかと思うくらい渋い方)が代表の小田切さん。そして素敵な職人さん達。
甲斐の匠おだぎり
電話番号:090-4702-8090
Instagram: @kainotakumi
Blog: https://kainotakum.exblog.jp/
外壁&内壁塗装、建物全体の印象を決める妥協無き色の追求。
常に現場は炎天下、高所作業が多く作業着が汗まみれになりながらも、ひたすら作業を進めてくださる田島塗装さん、社長の田島さん始め、若い女性の職人さんも大活躍。
その仕上がりの美しさに息を飲みます。
外壁の塗装、足場を組んで、窓の枠もマスキングをして、3度塗りして定着させます。
1、 下地のプライヤー 2、中塗り 3、上塗り(枠はツヤ消しの黒)
高い足場での作業も、きっちりと丁寧な仕上がりです。
頼もしい若い女性の職人さん達。柔軟で機敏な動作で次々と塗り進めて行きます。
建物の外観と内観の塗装も田島塗装さんです。
小田切さん曰くこの絶妙な色むらの加減はとても難しいそうで、田島塗装さんだからこそできる技だそうです。
クールな外観、夜には建物の灯りが映えます。
まるでマンハッタンの夜景みたいでとても幻想的。ワクワクします!
素敵な塗装、本当にありがとうございました。
田島塗装株式会社
電話番号:055-268-3407
HP: https://tajipen.com/
仕上げの内装工事、建物全体のコンセプトに合わせてナチュラルに。輸入クロスでアクセント。
当社で管理する賃貸物件の内装工事もしてくださっている内装屋の笹本さん。
内装工事は、工事の中でも最後に行われるため、見た目と美しさが要求されるお仕事。
美的感覚と空間判断が優れた人は、その能力を活かすことができるそうです。
笹本さんを見て納得です。
社長のもうひとつの願いは、新事務所を大好きな植物で埋め尽くす事。
応接も木の温もりを感じる輸入クロス、グリーンが綺麗に映えます。
洗面所の天井付近には、輸入クロスでアクセント。
こちらも癒し効果を求め植物柄です。
絵になる素敵な職人さん達です。
株式会社 笹本
電話番号:055-288-9759
Instagram: @funliv8074
期待を超える職人技が光る、飛び抜けたセンスの電気屋の花電さん。
小田切さんの信頼も厚く数々の現場を共にされてきた山梨の凄腕電気工事屋さんがついに登場。
期待を超える提案を次々と繰り出し、その卓越した職人技に、社長の夢が確実に現実のものとなってきました。
↑1F事務所内天井をはりめぐるこの銀色のレールは、実は電線を通すためのレールなのです!こんな配線の仕方が出来る電気屋は花電さんしかない、と小田切さん。
このスイッチ盤は花電さんの手作り、インダストリアルな空間にぴったりです。
スイッチを入れるときの感触が最高で、切り替える度にワクワクします。これはもはや現代アート。
その卓越した技とセンスに圧倒されます。
内面から溢れ出る本当に素敵な笑顔。
花電
電話番号:090-4725-2551
Instagram: @hanadennnn
その他にも、足場やサインデザイン、サイン作成・施工等々たくさんの信頼のおける企業さまにご協力頂きました!
足場設置
株式会社尾澤工業
電話番号:0553-22-0744
HP: http://ozawakogyo.co.jp/
サインデザイン/サイン看板の作成・設置
株式会社DEPOT
HP: http://www.depot-yamanashi.jp/
※ご依頼はHPのお問い合わせよりお願い致します。
有限会社ワールドサイン
電話番号:055-261-3033
HP: http://www.yamanashi-machitsukuri.jp/worldsign/
VivitBaseスタッフもお手伝い編
元々学習塾だったため、室内は全て解体。ちなみに1Fは天井高を上げました。
ここ2Fの床は所謂学習塾といった様子。それなら剝がしてしまえばいいじゃない。
そんなわけで床を機械で削って行きます。この広さ、ヤバすぎ(汗)
(画像にはありませんが、スタッフ志村は夜間作業で床削りを決行)
削る、削る、ひたすら床削り。粉塵も舞い踊ってます。
少しのはがし漏れも許しません!の図。
専務も参戦!振動がハンパ無い、その日の夜はコップを持つ手がブレブレでした。
そんなこんなでその後も完成度を追求しまくり、、、
DIYで床を塗装‼こんなピッカピカになりました!
これで一気に理想に近づきました。
内装完成後は、一日デスクと椅子の組み立て祭り!
2チーム、3人組で速さを競いました。
全部で21セット、段ボールの山を片付けながら次々と完成♪
まだまだご紹介したいワクワクがあります。
忙しい中、木の種類や鉢の色、インテリア、すべて社長がセレクトし買い付け。
配置も決めてついに念願の森が完成。オゾン溢れる癒しのスペース。
2F森の休息所兼MTG(ミーティング)スペース。
なぜか巨大な黒板が…。予備校だった時の名残を残しました。
(が、実はミーティング用のロールスクリーンも装備)
(VivitBaseスタッフ黒板に集結の図。相変わらずトホホな絵ですみません)
1Fに、甲府市出身の街を旅するイラストレーター、神山奈緒子さんの素敵な黒板イラスト作品が飾られています。
VivitBaseと楽しい街並みが描かれています。見ているだけでワクワクしますね。
Open のサインスタンドは、以前特集記事でご紹介した隠れ家 「蔵まる」店主、蔵人さんが、沖縄へ移住する際に頂いたもの。
蔵人さん、お元気ですか?
新・ワクワク基地でも大活躍ですよ。
蔵人さんは沖縄でも大変ご活躍されています!
株式会社HaisaiWorks
HP: https://www.haisaiworks.com/
HaisaiWorks直営の鮮魚店
お魚百貨店 津波鮮魚店
Instagram: @tsuha-sengyo
ぜひ沖縄に行かれた際には伺ってみてください!
VivitBaseの重要基地、1Fバックヤード。
壁全体に小田切さんの手塗りの棚に囲まれて、スッキリまとまっています。
膨大な書類も一目瞭然、効率が良くお陰様で仕事がグルグル回ります♪
そして、仕上げは1Fバックヤードの隅の柱にあるこの「赤いベル」。
映画ではオフィス内にあり、何かお祝い事があると鳴らす決まり。
それと同じ物を小田切さんが探して取りつけてくれたものです。
これで、大好きな映画の世界感も取り入れた空間が完成。
鐘が鳴りまーす♪♪♪
建物全体がワクワク仕様となりました♪
素敵な職人さん達の卓越した技で、そして多くのクライアント様に支えて頂いて、”不動産会社らしくない” VivitBase新事務所が完成しました。
本当に、本当にありがとうございました。
皆様も宜しければ、お近くにお越しの際は、是非一度遊びに来てください!
最後に、新たなワクワク基地で社長、専務が語る今後の展開―。
実は、移転に伴いキャッチコピーも少し変わりました。
COLOR YOUR OWN LIFE.から YOUR COLOR is ______.へ。
クライアント様に合ったワクワクを、これまで以上に追求しご提案していきます。
まずは専務からご挨拶。
元々営業部と企画が別々の事務所に分かれていたので、手狭で数年前から移転を考えていました。でも、なかなか希望に合う所が見つかりませんでした。
お陰様で管理物件も仕事量も増え、人員増加を進めて行く上で、ちょうどここのお話がありました。
自分たちが思っていた以上に大きい物件だったので迷いましたが、大きな決断をして、ここに移転するに至りました。
これから、組織力を高めてよりクライアント様にご満足して頂ける会社にして行きたいと思っております。今後共どうぞ宜しくお願い致します。
社長からご挨拶。
まず今回の移転は当初移転予定だったテナントが、様々な事情からお借りすることができなくなってしまい、全く検討していなかった新オフィス購入からはじまりました。
想定外の出来事だった為、私にとってはとても大きな決断でしたが、親愛なるチームVivitのポテンシャル、今後の事業展開等を踏まえ、自分自身を信じ、愉快な仲間たちを信じての判断でした。
今は全員で同じ場所、かつ最高の空間で一緒に働けることを何より嬉しく思っています。
当社では、一般的には扱いたくないような個性的な物件も創業当初から好んでお取り扱いさせて頂いております。
人にも個性があるように、どんな物件にも【感性の眼鏡】をかけてじっくり見てみると、必ず個性(魅力)があると思うのです。
不動産という高額資産かつ、オーナー様の想いのこもった物件に愛着を持って寄り添い、多様化した時代のニーズを常に汲み取りながら、ニッチであっても必ず需要のある物件のご提案等、顧客ファーストでしっかりとより良いサービスの提供をしていきたく思っております。
社会問題となっている空き家の活用、DIY可能賃貸、ヤギだって飼える山奥の畑付き物件、リノベーションによる中古住宅の大変身等々、もう大好物です♡
古くからの習慣の根付いた、この業界ならではの「非常識」を「常識」へ変えて行き、不動産業界全体のイメージアップに繋がるよう、全力で精進してまいります。
いかがでしたでしょうか?
死ぬこと以外はかすり傷。これが社長の座右の銘。
一番苦しかった時を乗り越えた時の力が、今の社長のエネルギー源になっているように思います。
新オフィスに移転しても、スタッフ一丸となって邁進して参ります!
今後共VivitBaseをどうぞよろしくお願い致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
武原社長のブログでも移転工事の業者様のご紹介させて頂いております。
宜しければぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/vivitbase/
企画マーケティング部 岩田