プラスチックフリーをコンセプトにeco&uplifting(=精神的な高揚・社会的に向上)なお買い物ができる温かい循環の場、それがネイキッドマーケット。
国内では京都のnaked market kyotoが唯一の定期開催、青山のファーマーズマーケットでは過去数回開催されました。
そして山梨。
2年前、山梨初のバルクショップの仲沢商店がオープン。
そのコンセプトに共感し交流を深め、自らのお店で容器持参を試行錯誤してきたのが現在の事務局メンバー達。
今回のイベントは、資源をムダにないように紙媒体のチラシやポスターの告知は控えて、基本SNSでの発信。
VivitBaseでは、近所の方に来て頂けるようにと、段ボールと裏紙を使った告知看板を表示。
開催が近づくにつれて「容器持参のマーケットはまだ早かったかもしれない…」と、プレッシャーで眠れない日々、晴れ予報が唯一の希望。
そしてついにその日がやってきました。
こどもたちの歓声が響く場内。
会場でエコ容器購入からの量り売り場へgo!
飲食ブースでは容器持参率ほぼ100%、お皿・タッパー・お弁当箱が並ぶ。
お店を持たず、心地いい場所にハチドリのごとく美味しいお料理を携えて旅する料理人の馬場さん。今回は麺の日、フォー、カオソーイの汁そば2種。汁なし混ぜそばセンレックヘーン。次々とマイ容器に詰めて提供、こちらも早々に完売。
「ほぼ全てのお客様がマイ容器をお持ちで、ラーメンということでマイ容器が使えず、リユース食器を利用する方はいましたが、持ち帰りの使い捨て容器の使用はゼロでした」と馬場さん。
世界各地で大人気のコンブチャ、植物性乳酸菌・アミノ酸・酵素・ビタミン・ポリフェノールなどの栄養素が含まれた酵母菌や酢酸菌の力で発酵させたプロバイオティクス飲料。日本ではごく一部のヘルスコンシャスなカフェのメニューにありますが、山梨県で飲めるのは西谷さんご夫婦が作る「日曜日のフローラ」だけ。
マイカップ持参のお客様が次々と訪れて、ボトル、ドリンク共に完売しました。
無農薬無肥料で出来た農作物の「力強さ」は全く別次元。素敵な生産者と直接コミュニケーションできる場。
ストイックになりすぎず、楽しみながら、時には便利を使いながら。プラスチックの使用量を減らすチャレンジマーケット。
山梨県内で無農薬無肥料にて農産物栽培をし、今回熊鰹商店さんのお誘いでネイキッドマーケットに賛同してくれたフウシカオーガニックさんとナルラボさん。
フウシカオーガニックさんはカボチャやイモ類、新米を持参。
野菜は香りと彩り豊かで力強くしっかりして、根菜類はホクホクして甘味が深い。
シンプルな調理法が一番引き立つ。
特に葉物は日が経ってさっと湯がいてもシャキシャキとした歯応え、一汁一菜で十分に満足感がある。食後の満足感、充実感、身体にずっしりと残る存在感に驚くばかり。
こんな身体に染み渡る美味しい野菜を大切な家族に食べさせたい。
賑やかで楽しいワークショップを体験。
デモンストレーションの薪割りから始まる醤油づくりのワークショップ。
蒸しあがった大豆に炒った小麦に麹菌を加えて、塩水を入れ微生物の力で発酵させる。
自宅にそれぞれ持ち帰り、美味しくなぁれと混ぜる。
実は先日、馬に顔を蹴られたという宮田さん。
「かなり痛かったよ~!でも、もう大丈夫」とまぶしいほどの笑顔。
今日仕込んだお醤油は1年後に完成だそう、楽しみですね。
「体育2でも、ヨガ大丈夫ですか?」と大胆な質問をする岩田。
「全然大丈夫です!」とヨーコ先生。
という事で、今回運動神経微量の岩田が「シタールの生演奏×ヨーコヨガ」初体験。
幻想的なシタールの調べの中、ゆっくりと無理のないポーズを指導してくれるヨーコ先生。
「ついて行けてる、これは、むしろワタシ向き…!」
麻耶さんも、普段いかに身体にムリな負担がかかっていたかを再確認。
終わって身体がぽっかぽか❤次の日から一枚薄着になりました。
ヨーコ先生、礼さん、貴重な体験をありがとうございました。
「enoのエン・こどものあそびのワークショップ」
空き瓶=ガラス、プラスチックではなく本物を使う事。
危ないから割れないものではなく、ガラスは割れて危ないと知る事。
大事に扱う事を知る大切さも、届ければと願った功刀さん。
実際に空き瓶のひとつが落ちて、こどもたちの目の前で割れるハプニングが起きました。
素早くまわりの大人が動きこどもの誘導、声掛け、瞬時の行動のおかげでほどなく再開。
こどもたちもガラスは割れる事、割れるとケガして危ない事を見て感じた貴重な体験となりました。
会場内の小さな出来事でした。
突如、シタールゲリラライブ
想い出をつなぐわらしべ長者in Vivit Base.
「もともとは原点回帰で、初心に立ち戻り人間の本質的な部分を見たかった」と麻耶さん。
「物々交換」は、通貨ができるはるか昔、人類の経済活動の始まりでした。
「ずっーとやりたかった‼」と言う麻耶さんの念願&渾身の企画です。
自分の暮らしでは役目を果たした大切に使ってきたモノたち。対価はつなげる想い。
会場には、3世代に渡って大切に使ったこどものおもちゃ、カーコレクションを飾っていたイタリア製のショーケース、譲り受けたけど使わないでしまっておいたワイングラス等のわらしべ達が想いと共に集まり、エクスチェンジ&リユースされました。
家族や親しい友人に譲るような温かい想いがつながりました。
限りある資源を大切にシェアする活動を、よりパワーアップして取り組んで参ります!
続けていくに向かって、皆さまと一緒に「循環の場」を。
ネイキッドチャレンジ、それぞれの立場を認め合う優しさで柔軟にアップデートしながら共に作り上げていくマーケット。
同じ未来を見ているからか、初対面でも長年の友人に出会ったような心地よさがありました。
【ここでインスタグラムからのお客様の感想をご紹介させていただきます】
•普段お食事系は容器や袋はもらえるものと思う事が多いけど、タッパーやジップロック持参するのだって、やってしまえばなんてことなかった‼
それで少しでもゴミが減るのなら良いことだらけ、袋忘れてあちゃーとおもうのが普通の世の中になったらいいな。
•そうそう!やってみると意外と出来ちゃう❤
•徒歩圏内にあんなお店やこんなお店が来てくれるという奇跡のイベントでした。
きっと大人気だろうと売切れ覚悟でおおらかに散歩しながらのんびり到着、やっぱり売り切れが多かったけど、それでもとっても楽しかったー-!
•ナチュさんのスペルト小麦は珍しい。売ってる小麦がレアものばかりでビックリした。
•息子がネイキッドマーケットで気が付いた事。
(みんな入れ物をもってきていた)
(食べ物を土に還すところがあった)
•次はいつやるの?
Thank you for your …
ご来場の皆様、出店者の皆様ありがとうございました!
晴れの日も、風の日も、雨の日もある。
1歩進んだからには、出来る限り歩き続けていく事が大きな目標です。
皆様と共にネイキッドマーケットをアップデートして、山梨に温かい循環の場を作っていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
【出店者さんのインスタグラムは10月の特集記事にご紹介しています】
▼「小さな第1歩 ネイキッドマーケット準備編」