まいど、ゑびすやです。
甲府の中心街でシェアキッチンを始めて早4年。
まだ馴染みの薄かった”シェアキッチン”、おかげさまでこの4年間に沢山の方にご利用いただけました。
シェアキッチンの存在が段々と浸透してきているのかな、と実感しています。
開業して半年でコロナ禍の大変な時期になりましたが、利用される多くの方々に支えて頂きました。
今月の特集記事は、たくさんのご利用者様の中で、ゑびすやから独立開業されたお店様をご紹介するシリーズ第2弾です!
アレルギーのお子さんに米粉パンを!「さんぼんパン」
息子さんの小麦アレルギーがきっかけで米粉パンと出会うも、自己流では全然上手に焼けず、著名な米粉パン講師の教室に通う。更に米粉について学ぶなかで米粉パンのお店を開きたいと思い、米粉パン認定講師の資格を取得した。
ゑびすやでプレ販売。
実際に米粉パンで起業できるか不安があり、ゑびすやのシェアキッチンを利用した。
早朝レンタルキッチンで仕込み、焼き、オープンキッチンで販売。
月に1~2回の利用でしたが、米粉パンはたちまち評判となり、行列&完売の大人気パン屋となった。
ゑびすやで1年半経った頃、店舗を探しを始め、中小河原のテナントに決めた。
さんぼんパンのこだわり。
ゑびすやではテーブル上に陳列、子どもはお母さんに抱えられないとパンを選べなかった。
その為、新しいお店の陳列は子ども目線でも選べる背の低いショーケースにしようと決めていた。
ショーケースなら子どもがパンを触る心配がなく、お母さんも安心してお買い物が出来る。
大人向けには、照り焼きチキンピザ、ベーコンエピ、塩パン、食パンとどれも絶品!(爆買いが止まらない岩田)もちもちして食べ応えありながら、お米がすーっとカラダに馴染む感じ❤。
米粉パンは乾燥に弱いので、当日食べ切れない場合はラップ冷蔵・冷凍保存がおススメです。
【簡単リベイク方法♪】
①ラップをしてレンジで温める
②解凍後トースターでトースト。食パンは下になる部分に霧吹きを軽くし、くっつかないアルミホイルの上で温めるとふわふわになります。
③ベーグルは蒸し器で4~5分蒸す。
オープン前から行列で完売、複数のメディアから取材。
ついに起業の夢が実現した山口さん。
「ゑびすやさんの運営スタッフの方には起業に必要なアドバイスも沢山いただきました。ゑびすやさんでの3年間がなかったら開業の道は険しかったと思います」と山口さん。
山口さん、楽しいお時間をありがとうございました。
さんぼんパン:小麦卵乳製品不使用 米粉パンと焼き菓子のお店
住所:山梨県甲府市中小河原596-1
営業日:火.木.土(臨時休業有) (駐車場あり)
営業時間:11時OPEN 売り切れ次第終了
米粉食パン、菓子パン、惣菜パン等、アレルギー対応
▼詳細はこちらをご覧ください。
https://www.instagram.com/sunbonpan/
20代で夢を実現「momona菓子店」
原点は、小池さんが小学1年生学校のイベントで親子&友達お菓子づくり体験。
あまりの楽しさに、「ケーキ屋さんになる!」と決めた。
以来目標に向かってまっしぐら。高校も大学も食物専攻、菓子専門学校を出て、ケーキ屋に就職。修行期間に3年。更に3年間会社員として事務の実務を学んだ。
お店を持つのはまだ先の30代と考えていたが、コロナ禍になり、自分の将来について考える時間が増え、「今しかない!」と思い起業 を決意。ひたすら働いて資金を貯めお店を探し、上石田の物件に決めた。
開店までゑびすやを利用、SNSでフォロワーを増やす。
元々ワインがお好きで、ゑびすやに出店されている「blet」さんのお店に通った際にゑびすやのことを知った小池さん。
オープン1ヶ月前にゑびすやを利用した。
「ゑびすやさんのお陰で、インスタのフォロワーさんが凄く増えました。お客様はお店を応援する気持ちの方が多く、場所も良くてゑびすやを利用して良かったです」と小池さん。
オープンには、学校の先生から小中高大の友達まで大勢の人がお祝いに駆けつけてくれた。
レシピは常に開発中、季節のケーキは桃や葡萄など県内産フルーツを使う。
クリスマスケーキを販売予約したところ、予定数を多く上回る注文を頂いた。
子どもの夢を応援したい。
自分と同じ夢を持つ子どもを応援したいと、夏休みにお菓子教室を開く予定。
今後はキッチンカーとコラボするなどのイベントをやりたいそう。
小池さん、素敵なお話をありがとうございました。
momona菓子店
住所:甲府市上石田3-1-26・上石田3丁目店舗102
定休日:火,水
営業時間:12:00-19:00
▼詳細はこちらをご覧ください。
https://www.instagram.com/momonakashiten/
知る人ぞ知る「麹CURRY」のハチドリヤ。
旅行先のタイで食べたタイ料理の美味しさに衝撃を受け、「こんな料理をつくりたい!」と強く思い、東京・横浜のタイ料理店で23年間修業を続け、ひたすらタイ料理を追求。
家の事情でUターンした時は周りに知り合いが全くいない状態だった。
まずは実家である両親の惣菜店をキッチンスタジオに改装。
お店が無いので、移動販売から始める事にした。
麹CURRYの誕生。
メニューは移動で売りやすいカレーに決めた。
前からカレーを麹で作るアイディアがあり、ちょうど良い機会だと思った。
スパイスを麹で発酵させ「あ、イケるな」と思った。
発酵させたペーストに、ココナッツミルクや出汁、豆乳などを加えてから、肉や魚、豆といったメインとなる具材を入れ、ナンプラーや仕上げのハーブで味を整える。麹CURRYの出来上がり。
次はどこの場所でどんな人たちに食べてもらうのか?
県内のあちこちのイベントに出店。
「イベントの合間にゑびすやのオープンキッチンで月額利用を始めました。2年もやりましたよ。ほんとね、ボクのお陰だと思いますよ。 (笑)冷静に傍目から考えて、みんなやってすぐ辞めちゃったらダメじゃないですか。ハチドリヤが続けられるなら出来るかも、というね。(笑)たとえ売り上げが無くても、ゑびすやのせいじゃなくて、自分たちのせいと思ってほしいですね。」
「お店も出来て、開店まで少しでも自分の事を知ってもらいたいという出し方もある。自分は始めお店というゴールが無かったから、あちこち出張してのゑびすやで2年。お陰様でゑびすやでやって良かったです。」とユニークなイッピさんならではの感想。
誰でも来てもらいたいけど、実際ボクがやっている料理ってオカシイから。(笑)
さらにイッピさんは続ける。
「お店を持たずにイベント出店待っていたら、忘れられちゃうんですよ。お金を払えばいつでも借りられる、それが大事で。ゑびすやで売り上げをたてようとか、食っていこうとか、そういう所じゃなくて、宣伝・発信の場。たとえそれが赤字でも、広告宣伝費だと思えば、そんなに悪くないと思うんですけどね」
こちらこそ、ハチドリヤさんに支えられてきたゑびすやです。
スパイスと麹が効いた料理は食べるとココロとカラダが元気になる、ホントにヤバいお店。
イッピさん楽しいお話と美味しいお料理をありがとうございました。
ハチドリヤ
昼は麹CURRY・夜はスパイス酒場
住所:山梨県甲府市丸の内3丁目4−6
定休日:水,木
営業時間:LUNCH12:00-15:00/DINNER18:00-23:00
▼詳細はこちらをご覧ください。
https://www.instagram.com/studio8doriya/
いかがでしたか?
開業当初は聞きなれなかった”シェアキッチン”も少しずつ認知されてきました。
最近では女性起業等支援「Can-Pass(キャン-パス)」さんにもお声がけいただくなど、行政の方や一般の方含め様々な方々から必要と思って頂ける施設になりました。
元々ゑびすやをシェアキッチンにしたのは、不動産事業を通してテナント契約時の初期費用の高さ、営業許可取得の難しさ、改修計画の立案等様々なハードルから断念されるお客様を何度か見かけたからです。
夢や希望を持って第一歩を踏み出された方を少しでも後押しできるような施設ができれば、そんな想いを持ってゑびすやは生まれ変わりました。
ご利用に際してのお悩みやサポートだけでなく、今回ご紹介させていただいた3店舗様のように開業時のご相談に乗らせていただくことも可能です。
また、何も開業する方だけにご利用いただきたいとは思っておりません。
料理が得意。
お菓子づくりが趣味。
これから飲食店をオープンしたい。
自分の腕を友人に振舞って試してみたい。
キッチンスタジオで動画配信がしたい。
そんな思いを少しでもお持ちの方は、ぜひお気軽にゑびすやへお問合せください。
思いがけない世界が広がり、新たな暮らしの第一歩が始まるかもしれません。
これからもゑびすやのシェアキッチンから地域の光を発信していきます。
ゑびすや運営スタッフ一同
▼ゑびすやの詳細はこちらをご覧ください。
おまけポンコツまんが
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写真・記事:企画マーケティング部 岩田